オゾン水の濃度って重要?
2025.08.08
一般的には濃度が高いと危険とか効果が高いといったイメージが先行しているのではないでしょうか?オゾン水もこの考え方は基本的に適用されます。日本オゾン協会が発行するオゾンハンドブック「改訂第2版」に次のような表記があります。オゾン水は大腸菌に対して除菌効果があり、その除菌に関して時間との関連が記述されています。
ここで注目したいのはオゾン水濃度が低いから生菌数が減少しないということではなく、時間をかければ生菌数は減少するということです。つまり濃度が低いオゾン水であっても時間が経過すればオゾン水濃度が高い時と比較しても除菌能力が劣るということはないということです。
素早く除菌をしたいのであれば濃度の高いオゾン水を使うことが手っ取り早いですが、オゾン水濃度は水質、水温によって左右されます。またオゾン水濃度の高いオゾン水生成器はそれなりに高額になる傾向がありますので目安としては0.5~1.0[mg/L]のオゾン水濃度を生成する装置であれば十分ではないでしょうか?